本業もほぼ止まったので、ビジネス研究のために実際に体験してみました。
「はじめ方」は多くの人が紹介しているので、そちらを見て頂いたらいいと思います。
体験してわかったこと。
「UberEatsは儲かる」…というより、
「UberEatsは儲けれる」というのが結論です。
ビギナーの私の1週目の実績です。
一週間といっても、述べ5日…
1日8時間で計算すると3日間相当で…
時給2054円
約5万円をGETしました。
UberEatsを本業にしたのではなく、
昼食、夕食の2回出動。1回は2〜3時間の副業モードで、朝から晩まで張り付いていません。
普通のバイトと異なり、好きな時間に、自分の都合で稼ぐことのできるUberEatsいいです。
それ以上の楽しみもありました。
でも向いていない人も多くいると思います。
私なりの考察を以下の4つにまとめ紹介します。
【1】自転車 or バイク
【2】良かったこと、悪かったこと
【3】うまくやるコツ
【4】儲けるメカニズム
【5】まとめ
【1】自転車 or バイク
コロナで運動不足もあるかと思います。登録者の8割が自転車だそうですが、私はバイク利用をおすすめします。
自転車だとこなせる数が半減するかと思います。
ウーバーイーツは稼げないと言ってる人は、自転車の人がほとんどです。
自転車でやるなら、都内中心(六本木付近)がおすすめだと思います。
しかし自転車でも1日に3万円稼ぐアスリート系の配達員もいます。
(理由)
移動距離が短い配達が多い。乗り降り、一方通行などの自由度が高い自転車には少し有利。
レンタルサイクルも多く見かけますが、電動だけどスピード出ないし趣味でしかないように思います。速く移動したことないから、不満にも思わないと思われます。
【2】良かったこと
単にお金を稼ぐ…配達員の仕事と…少し下に見ていたこともありましたが、
UberEatsは面白いというのが最初の感想です。
足を運ぶこのとない飲食店、そして全く無縁で行くこともないようなタワーマンションや、大豪邸にお届けするのも良い刺激になります。
いろんな町並みの生活感を感じることができる。
そして、釣り好きの人ははまると思いますが…魚群探知機を持ち釣りに行ってる感覚になります。ヒートマップを見るとワクワクしてしまいます(笑)
UI/UXの仕事をやっていますが、まずは体験することはとても大事です。
想定もしない、利用シーンが出てくるからです。
それに対しても改善案を検討できることが大事ですね。
Uberというグローバルで展開するビジネスシステムを理解する意味でもとても良いです。
4年前に、日本では白タクになるのでハイヤーしかUberはありませんが、配車システムはとても便利で感動しました。エンドユーザとしての利用を経験しただけでしたが、パートナーとしてのビジネス設計、画面設計はとても参考になります。
【3】うまくやるコツ
ピークやブーストを拾うために、昼食、夕食時間には都心にいること。
自宅からすぐ拾うのではなく、まずは我慢して都心まで出ます。
↓
プロモーションの範囲(青線)を意識しつつ、ヒートマップ(橙色)のピークを拾う。
これが拾えない時間帯は…効率が悪いのでやりたくないです(汗)
案件依頼(リクエスト)が来た時に、現在地からの時間も表示されますが、
ピーク時は、10分未満のものしか拾わない。
集荷しに行く時間はカウントされないので、ピーク時にどれだけ乗れるかが大事。
拒否ばかりしているとUberからの評価が下がるという意見もありますが…
あと2件リクエスト…も件数をこなすという意味では良いですが、2件配ってこの料金…というモチベーションが下がる配達費(送迎)。
しかし…
クエストという、段階インセンティブのシステムがありこの影響は大きい。
25回こなすと、2200円あげます…というシステムがあり、飴と鞭のさじ加減がうまい。大きな目標と、頑張ればこなせる目標の組み合わせになっている。
チップ
お客さんから直接頂くことはありませんが、チップがもらえるシステムになっています。
タワマンのお客さんからチップを頂く可能性はゼロに近い?と思われます。
チップを頂けるのは、外国人のお客様に多いと思います。
また対面のお客さんの方が頂ける率高いです。
英語に自信がある人は、言語設定に英語を追加しましょう。
波に乗る…
次のリクエストが、配達未完了で来ることが多いですが、極力拾った方がいいです。
配達中は金額確認できるといいのですが、わざと見せないのかな…。
位置情報の特定方法(おすすめ)
UberEatsのアプリは、ナビゲーションする時は右下の▲ボタンを押すとGoogle Mapsに移動して、誘導します。しかしGoogle Mapsはおバカになったので、信号で止まるとくるくるくるくるくるまわり方角がわからなくなるし、遠回りをします。
そして目的地の精度も悪い。。。。
そこで、残り100mになるとiPhoneの左上の青部分(GPS可能モード)を押してUberEatsアプリに戻します。位置の正確さはGoogleMapよりUberEatsアプリの方が格段に上だからです。
土日は儲からない?
たまたまかもしれませんが、土日は仕事が休みでお昼や夕食の時間帯が広がるため、ピークになりにくいことが影響してるのでは…という仮設。
クエスト(プロモーション)を達成する
非常事態宣言があけて…ピークの時間が短くなりました。今週いっぱいUberEats実験は続けるつもりですが…
先週と比べて、あきらかに回数の割に儲けが少ないです(汗)
ピークもブーストないため…火曜日の午前は1時間半(3回配達)でやめてしまいました。
火曜日までは、時給1805円です…。
水曜日は12時から2時間稼動…
クエスト(25回乗車)を達成したことにより、2220円 Get!!
お昼の2時間で終了したが…
クエスト(プロモーション)のおかげで時給2157円
バイク派だと…近距離を1本受けて、450円だとガクっと来ます。
先週と比べると送迎の売上自体はそんなもんだが…
ブースト費用が6割くらいに落ちている。
ブーストは配送者が不足すると発生するので、それだけ母数が大きくなっているということ。
先週は、お天気が良くなく、寒かったので…出動する配送者が少なかったのか…
もしくは、新規参入者が増えているのか?
昨日から緊急事態宣言解除により、在宅勤務から出勤にシフトした人で、UberEatsをやっている人…5%もいないと思われるが…。
ビジネス体験・システム理解ということを目的にしいることもあり、昼、夜のピーク時間しかやっていないことで、時給は2千円は超える。(処理数10〜13件)
稼動時間 4〜5時間
1日12時間やると送迎料金は低いが、バイクなら30件はこなせると1万8千円…プロモーション入れて、2万を越えると思われる。
信号で止まる度に、同業のお兄さんに1日どのくらい?と質問します。
何人かにヒアリングした結果、そんなもんだろう。
スポーツサイクルのバリバリなお兄さんは自転車でそれをこなすらしい。
(参考)
チップ324円はうれしい♫
チップをもらえるコツありますよ〜。
ブーストもチップもなく…しかも近いので500円未満の報酬…。
ガクっと来ます。
バイクだと1時間に3リクエストをこなせると、運も良く、波に乗れていると感じれて気分もいいです。
最初の1本目を良いものにするために…
都心で200円以上のピークがあるエリアに入り、200円付いてるものを拾うことです。
運が悪いとどんどんホットスポット(ピーク領域)から気付くと遠のいています。
【4】儲けるメカニズム
仕事の流れを以下の図のように切り分けて考えてみる。
ビジネスの仕組みや、インセンティブを除くと、いかにして以下のサイクルをまわしていくかということは誰にでもわかることである。
1時間に1案件800円前後を3件こなせると、とても充実感あります。
A この時間はムダでしかない…。
ピーク時であれば、10分以上のものは拒否する。
ブーストで200円くらいついてると13分くらいであれば拾います。
B
お店を探すことで迷うことは稀。
しかし、料理ができていなく待たされることもあるので準備ができてない時は、必ず時間を聞きましょう。10分待たされる場合は、お店の右横の「3つの点」ボタンよりキャンセルする。
10分あれば、他の5分とかのリクエスト拾えます。
(余談)
やる気のない店員のいるレストランデリバリー商品を受取に行っても、準備できていないどころか、注文に気付いていない。また確認してから10分かかると言い出す。(この場合は、店情報の右横の3点ボタンからキャンセルができます)私はそれでも待ちましたが、さらに3分と言われて、気を使って4分後にまだですか?と確認すると逆切れされて、悪い評価を付けられました。五反田駅の坂の途中の麺の店(怒)
バッグの使い方にもコツがあります。
私は最新のウバッグを使っていますが、左右に二分割になるように板を入れますが、
真反分ではなく気持ちどちらかを大きくして運ぶものにより入れる方を決めます。
そして残りの板で背中側に押さえるように(図の黄色)入れて固定します。
ちなみに私は、両サイドにA板は入れますが、B板(フタ用)は入れません。
2つ運ぶ時のフタとして利用しています。
バイクだと自転車ほど揺れませんが、こぼれたり揺れることを防ぐことはサービスとして重要ですね。他にも使い方のテクニックはありますが、この基本形で回収するスピードをあげましょう。
C
距離は長いほど儲かります♫ 特にバイク派の場合は距離が長い程、アクセルまわすだけなのでありがたいです。しかし距離が遠くで自宅など戻るべき方向と真反対の方向になると悲しくなります。
都心に入り過ぎると、1km満たない近場の注文も多く、一方通行も多いので自転車の方が効率良いかもしれません。
危ない運転は絶対にダメですが、赤信号を手で押して移動することにより2〜3分は短縮しています。
あと、Googleマップを信じ切ってはいけません。
Googleマップ…、遠回りさせたり…意味不明なところを経由します。
また、走りはじめに方向があっていない…、信号でくるくる回転する…など。
あとアプリのバグで、Googleマップに行き先を連携しない時があります。
これ解決方法、発見しました。
D
以外と時間かかるのはお届け先の建物を特定すること。
Googleマップだけだと…精度悪すぎ。
目的地まで100mくらいになれば、UberEatsドライバーアプリに切り替えると探しやすくなります。地図の機能はこちらの方が格上です。
それでもタイムラグがあり少し行き過ぎてしまう傾向あるので、道を意識して少し手前で止まるようにするといいでしょう。
近くにいるのに、届け先が見つからないパターンはいくつかあります。
これは完全に個人の問題解決能力があるかどうかで、時間短縮できるか否かになります。
参考まで以下の余談を2つを参考にして下さい。
(参考1)
自分には縁ない生活空間に足を踏み入れるという意味では貴重な体験ができますが、件数をこなすという意味では、タワーマンションほどハズレくじはありません。まず正面玄関から入れず、業者用の入口を探す必要ありんます。グレードが上がると、入館証明書を記入して、入館カードをもらって、二重のセキュリティードア…入って出るだけで20分くらい経過します…。お届けしたらすぐに完了にするのではなく…高層30階も越えると出るのにも5分以上要します。出てから完了にすると少し報酬に影響するらしいと同業のお姉さんに教えてもらいました。★タワマンの業者入口から入ったら、せっかくなのでトイレを済ませましょう。必ずあります。トイレも行ける時に行くのがロスをなくすコツです。
(参考2)
ITリテラシーの低いお客さんのハズレくじ。指定する住所に行っても該当する建物がない…。原因は番地の入力すべきでないところに記入しているので、システム側に枝番として認識されていないので近くではありますが、300mくらい違うところに到着します。お客さんに連絡するボタンがあるので、そこから連絡しますが…これだけで10分はロス。UberEatsは、配達がもうすぐ終わるな…という頃に次のリクエストの通知が来ます。できるだけそれは拾った方が良いのですが、この様なことがあると真っ青になり…冷や汗出てきます。ピンのある場所に建物がない場合の問題解決…延べ実働8日ですが、5回はありました。その対応で10分は確実にロスします。。。電話して話しができても、不慣れな土地なのに、どこどこの交差点の近くなんだけど…と言われてもわからない訳で…。ここも解決方法はあります。。。
【5】まとめ
非常事態宣言で打ち合わせもなくなり、時間にゆとりできたので体験してみましたが、何事もそうですが、同じ仕組みの上でも稼げる人とそうでない人が出てきます。
FXで稼ぐより確実にお小遣いは増えるな…
好きな時に気分転換しながら稼げるな〜というのはいいことです。
しかし、コロナ不況で配達員が増えすぎたことで…
まだ2週にも満たない経験値ですが、確実にピークとか減っています。
レッドオーシャンなのは間違いないです。
このレポートを見て、配達員が増えないことを祈ります(笑)
あと、
トラブルをいかに回避するか?
それにはトラブルのパターンを事前に知っておくこと。
UberEatsはじめる前、やってみて調べてみたけど…紹介しているサイトやYoutubeはありませんでした。
勘所は良い方なので、回避方法や、評価を上げる方法など2週間足らずでノウハウは貯まりました。このノウハウは、別の機会に紹介しようと考えています。
手渡しでなく、玄関前に置き方1つで…チップを上げてみようかな…という気持ちになったり…。気付きがあると…1割は売上が変わってきます。体験して10日も経過していませんが…傾向や、対処方法については濃いノウハウが貯まりました。
スマホスタンドや充電器などのアイテムを紹介の情報はそこら辺にありふれてますが…。
UberEatsに限らず、ビジネスは、はまりポイントをいかに事前に予防できるかで結果が変わってきます。
今回、UberEatsのビジネス、システムの仕組みをエンドユーザ、そしてパートナー(配達員)の両面から体験することにより、かなり理解が深まりました。
改善点もたくさん見出すことができました。
Uber社がUber Driverアプリ(配達員用)の改善ポイントに気付くことはないと思われる。なので改善されない(笑)
Google マップもよく使うアプリですが、UIがダメダメ。。。もったいない…。
コンサルの仕事したいと思いました。
最後になりますが…
単なる金儲けとしてではなく、お店を知る、いろんな層の家を見る、いろんな街を訪問することに楽しさを感じ得るならUberEatsはおすすめです。
そして釣りが趣味な方も、きっと同じような高揚感を感じれるのでおすすめ。
特に自転車派の人からは、あまり儲からない…という声を聞きますが、
普通のバイトよりは稼げるように動けば稼げます。
コロナ感染でビジネス街に人が戻っていない中、必死で生き抜こうとする飲食業の方々の姿を目の当たりにして、胸を少し痛くすることもありました。
スマホの画面の中だけでなく、リアルな場所で、リアルに行動することも大事だと改めて感じました。待ち時間に同業のUberEats配送者の人に話しかけ、数十秒ですがいろんな会話をしました。
若者だけでなく、仕事を失った高齢者や、家族を支えないといけないオバちゃんもたまに出会いました。綺麗なお姉さん配達員さんにも出会いました。
こういうことを体験しながら、いろいろな人の立場でビジネスは設計する必要があります。
そういう意味では、すごい深い知見あります。(きっぱり)
Uber…いいけど、日本の企業にもっと頑張って欲しいと思う今日この頃です。
GAFA…すべて米国。日本から世界に展開してるグローバル企業まだまだ少ない。。。
UI/UXや、事業企画の仕事が来ないかな〜。
特にGoogle Mapsは、根本から改善提案したいですね。作っている人が勉強できるけどモテない奴が、設計したのだと改めて感じました。
私、かなりいい仕事しますよ。
つづく
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